パソコンの立ち上げ時に、「設定を行う場合はEnterキーを押して下さい」などと言った文字をスタート画面で見たことがないだろうか。これを行うと、BIOSの設定に飛ぶことができる。この際Enterキーを押せば設定画面に飛べるかはわからない。あくまで例として挙げたまでである。このBIOSの主な役割としては、ハードウェアを初期化し、記憶装置からブートローダーと呼ばれるものを呼び出す。また、それ以外には、キーボードやディスプレイなど、入出力装置とプログラムがお互いにしっかりと動くようにするための、抽象化した層をサーブしている。システムのハードウェアの細かな誤差はこのBIOSによって隠蔽される。そして、プログラムはハードウェアに直接つながっていないことが分かるだろう。BIOSを経由することによって成立している。しかし、多くの人はこれを知らないだろう。しかし、近代的なOSでは、この抽象化した層を用いずに、OS自身が持つデバイスドライバーでハードウェアに直接接続しているケースもある。